13|2017年03月26日 復活前3 主の変容

週    句

一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。
ヨハネによる福音書 12:24
説  教    「これに聞け」!   :梅田 環

主の変容
出24:3~11、Ⅱペト1:16~19、マタ17:1~13、詩145:1~13。

すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。
マタイによる福音書 17:5

 これは、イエスさまのバプテスマの時にも、天から響いた言葉です。モーセやエリヤを凌駕する神の子であるということです。神を冒涜していると非難されたイエスこそ「わたしの心に適う者」だと、神は宣言するのです。弟子たちには、「これに聞け」と勧め、仮小屋を建てるより、その言葉を聞くようにと命じたものです。
 変容は、「復活」を前もって表したものでした。イエスさまの復活の時、弟子たちが驚きつつも信じることができたのは、このときの姿を見ていたからではないかと思います。
 イエスさまは、終末に来ると言われたエリヤを「バプテスマのヨハネ」に重ね、悔い改めを説き、バプテスマを授けるバプテスマのヨハネの働きは「すべてを元どおりにする」と言われます。それは、悔い改めて、神を信じるという人間本来のあり方へとわたしたちを導くからです。そのバプテスマのヨハネを領主ヘロデは斬首し、「好きなようにあしらった」のでした。真の人であるイエスさまに神の栄光が隠されているように、わたしたちも、この世においては苦しむのですが、隠された神の恵み、導きを仰ぎたいと思います。
 ペトロの手紙では、著者は、主の変容の出来事について語りつつ、「暗い所に輝くともし火」と言い、「明けの明星があなたがたの心の中に上るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください」と勧めています。「あなたの輝き、栄光と威光、驚くべき御業をわたしは歌います」(詩145:5)。神の栄光を見上げ、希望を見失わずに歩んでいきたいものです。