週 句
身を起こして、頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。
ルカによる福音書 21:28
身を起こして、頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。
ルカによる福音書 21:28
説 教 向き合おう、神の言に! :梅田 環
旧約における神の言
エレ36:1~10、Ⅱテモ3:14~4:8、マル7:1~13、詩19:8~11。
この民に向かって告げられた主の怒りと憤りが大きいことを知って、人々が主に憐れみを乞い、それぞれ悪の道から……
エレミヤ書 36:7
南王国ユダがバビロニアの圧迫に苦しんでいたときのこと。ヨヤキム王はエレミヤを通して語られた神の言葉を聞こうとはしなかった。王の考えとエレミヤの考えとが違っていたからです。バビロニアに従うべきとするエレミヤの考えとは逆に、王はエジプトの軍事力に頼り、大国の庇護のもと、バビロニアに対抗しようとします。王は、自分の意見に反対するエレミヤに、神殿への立ち入りを禁じます。それでも、エレミヤは弟子のバルクに神の言葉を書かせ、それを聞くようにと促すのですが、王は聞きません。それどころか、神の言葉を捨て、火にくべてしまうのでした。
わたしたちは、神の言葉によって、慰めを受け、平安を与えられ、元気付けられることが、しばしばあります。いや、むしろ、それを期待して、聖書を読むことが多い。しかし、聖書には、耳の痛いことも書かれています。自分にとって都合の悪いこと、自分の利益を失わせることも、書かれています。
聖書は、わたしたちの心の向きが間違っている時、心の向きを変えよ、と迫ります。しかし、自分の考えは正しいと信じて疑わず、他の意見に耳を貸さない時、わたしたちは、ヨヤキム王のように、神の言葉を捨ててしまっているのではないでしょうか。神の言葉は「あなたの心はどこにあるのか」と尋ねています。
テモテへの手紙4章2節には、「御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、励みなさい」とあります。「励む」とは、「逃げずにそこに留まる」ことを意味します。向き合おう、神の言(ことば)に!
旧約における神の言
エレ36:1~10、Ⅱテモ3:14~4:8、マル7:1~13、詩19:8~11。
この民に向かって告げられた主の怒りと憤りが大きいことを知って、人々が主に憐れみを乞い、それぞれ悪の道から……
エレミヤ書 36:7
南王国ユダがバビロニアの圧迫に苦しんでいたときのこと。ヨヤキム王はエレミヤを通して語られた神の言葉を聞こうとはしなかった。王の考えとエレミヤの考えとが違っていたからです。バビロニアに従うべきとするエレミヤの考えとは逆に、王はエジプトの軍事力に頼り、大国の庇護のもと、バビロニアに対抗しようとします。王は、自分の意見に反対するエレミヤに、神殿への立ち入りを禁じます。それでも、エレミヤは弟子のバルクに神の言葉を書かせ、それを聞くようにと促すのですが、王は聞きません。それどころか、神の言葉を捨て、火にくべてしまうのでした。
わたしたちは、神の言葉によって、慰めを受け、平安を与えられ、元気付けられることが、しばしばあります。いや、むしろ、それを期待して、聖書を読むことが多い。しかし、聖書には、耳の痛いことも書かれています。自分にとって都合の悪いこと、自分の利益を失わせることも、書かれています。
聖書は、わたしたちの心の向きが間違っている時、心の向きを変えよ、と迫ります。しかし、自分の考えは正しいと信じて疑わず、他の意見に耳を貸さない時、わたしたちは、ヨヤキム王のように、神の言葉を捨ててしまっているのではないでしょうか。神の言葉は「あなたの心はどこにあるのか」と尋ねています。
テモテへの手紙4章2節には、「御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、励みなさい」とあります。「励む」とは、「逃げずにそこに留まる」ことを意味します。向き合おう、神の言(ことば)に!