29│2017年07月16日 聖霊節7 祈り

週    句

あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、神の賜物です。
エフェソの信徒への手紙 2:8
説  教    「(祈りを)すべての人々のために」  :梅田 環

祈   り
歴下6:12~21、Ⅰテモ2:1~8、マタ7:1~14、詩143:1~6。

そこで、まず、第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。
テモテへの手紙 一 2:1

 この聖句のキーワードは「すべての人々のために」という所です。王たちや高官という権力を握っている為政者たちも含まれます。異教徒であり迫害者でもある彼らへの執り成しを信仰の課題としました。それは、キリストがすべての人の「仲介者」だからです。この原語は、調停する中立的な人、あるいは証人、保証人を意味しますが、転じて、神と人との間での交渉者、および仲介者、または、執り成し人を表す言葉として用いられて来ました。イエスさまはすべての人の執り成し人なのです。だれもが罪人であるにもかかわらず、贖われています。
 わたしたちは、そのように執り成されたのですから、自らの信仰生活の課題として、執り成しを生きるのです。ソロモンは神殿奉献の際、「この所に向かって、僕がささげる祈りを……聞き届けて、罪を赦してください」と祈り(歴下6:20~21)、それに続けて、さまざま場合のさまざまな罪を挙げて、赦しを願ったのでした。ソロモンはそれぞれの状況に置かれた人の罪を想像し、その重荷を負う人を思いやり、わがこととして祈ったのではないでしょうか。
 執り成しとは、その罪深さを自らのこととして理解したものが神にひれ伏しつつなすものでありますから、わたしたち信じる者に託されたのです。相手を咎めたり、裁いたりすることなく、「天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない」と言われた主の言葉を信じて、祈りたいと思います。
 「男は怒らず争わず……祈ること」とあるのは、当時、公的な場で祈るのは男性であったようですが、男女を問わない戒めです。