19│2021年05月02日 復活5 父への道

週    句

新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。
詩編98:1
説  教  「エゴ―・エイミという安心」 牧師

父への道
サム下1:17~2:7、Iヨハネ2:1~11、ヨハネ14:1~11、詩編98:1~9

今日の聖書の言葉は、いわゆる「最後の晩餐」での一幕です。本日は久しぶりに、この特別な食卓を記念した「主の晩餐式」を行います。感染防止対策のために、これまで岡山教会が大切にしてきたやり方であっても、一部変更しているところがあります。例えば、本日配餐されるパンはあらかじめ割かれています。けれども、晩餐式の本質が変わってしまったわけではありません。バプテスト教会の主の晩餐式は、「想起」を大切に守ってきました。ですから、これからもずっと私たちは「ひとつのパン」「ひとつの杯」であることを大切に覚えて、分かち合いを続けましょう。そして、このコロナ下で、どのようにしたら一番本質を表すことができるのか、私たちの教会なりの表現を祈り求め続けたいところです。主の晩餐式は教会の業ですから、どうぞ引き続き皆様のお考えをお聞かせください。
今日の御言葉は、「神を信じること」と「心を騒がせないこと」がセットになっています。ここで「騒がせる」=ギリシア語の単語「タラッソー」は、もともと水が掻き立てられるような状態をイメージした言葉で、特にヨハネによる福音書では、イエス様自身の心の動揺を表すために使われてきた言葉でした。イエス様は、例えば先週のラザロの死にタラッソーし、弟子たちにご自分の死を告げるとき、そして裏切りの予告をした時にも、タラッソーしました。ところがこの単語は、この14章で初めて弟子たちに向けてのメッセージとして使われます。

この?き回される世界のなかで、今日の主の晩餐はどんな味がするのでしょうか・・・。