週 句
神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、生き生きとした希望を与えて下さった。
ペトロの手紙Ⅰ 1:3
神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、生き生きとした希望を与えて下さった。
ペトロの手紙Ⅰ 1:3
説 教 「聖霊を受けなさい」 :草苅祐子
復活顕現1
出エジ15:1~11、Ⅰペト1:3~9、ヨハ20:19~31、詩118:13~25。
そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさ
い。だれの罪でも、あなたがたが許せば、その罪は許される。」
ヨハネによる福音書20:22
ちょうどこの主日を迎える頃、岩手県盛岡市は桜の開花日となります(19年は4月18日)。
その中で見る復活の主がその姿を現された出来事。その際に弟子たちが「ユダヤ人を恐れて、…家の戸に鍵をかけていた」(20:19)ということ、トマスが釘の跡を見、指と手をイエスの手の釘跡やわき腹に入れてみないと「決して信じない」と言った様はヨハネ福音書が担われた時代の教会の状況や、初代のキリスト者たちの状況を簡潔に表現していると言われます。イエスを十字架の出来事によって喪失したという絶望感、裏切ってしまったという後ろめたさ、自分たちに危害が加わるのではないかという危機感…。そしてトマスはイエスが弟子たちの前に姿を現された時にそこにいなかったことから来る、拗ねたような感情を露わにします。私たちはこの弟子たちの姿を不信仰だと批判することはできません。様々な負の感情を抱く姿は私たちの姿でありますし、トマスに至っては同情や親しみさえ覚えるものであります。
そのような負の感情を抱き閉じこもり、また疑いの思いをぶつける弟子たちに対して、復活の主はその姿、御傷を示されるのです。そして「あなたがたに平和があるように」と人間の思いを遙かに超えた赦しと招きを与え、弟子たちを派遣されます。復活の主の赦しを与えられ、弟子たちはそこから歩み出します。新しい出会いが与えられ、痛みや悲しみ、恐れや絶望、疑いや迷いの心から、喜びと希望へと変えられていく……、それはまるで春が訪れ新しい生命が息吹き芽生えるかのようです。
「礼拝と音楽」より
復活顕現1
出エジ15:1~11、Ⅰペト1:3~9、ヨハ20:19~31、詩118:13~25。
そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさ
い。だれの罪でも、あなたがたが許せば、その罪は許される。」
ヨハネによる福音書20:22
ちょうどこの主日を迎える頃、岩手県盛岡市は桜の開花日となります(19年は4月18日)。
その中で見る復活の主がその姿を現された出来事。その際に弟子たちが「ユダヤ人を恐れて、…家の戸に鍵をかけていた」(20:19)ということ、トマスが釘の跡を見、指と手をイエスの手の釘跡やわき腹に入れてみないと「決して信じない」と言った様はヨハネ福音書が担われた時代の教会の状況や、初代のキリスト者たちの状況を簡潔に表現していると言われます。イエスを十字架の出来事によって喪失したという絶望感、裏切ってしまったという後ろめたさ、自分たちに危害が加わるのではないかという危機感…。そしてトマスはイエスが弟子たちの前に姿を現された時にそこにいなかったことから来る、拗ねたような感情を露わにします。私たちはこの弟子たちの姿を不信仰だと批判することはできません。様々な負の感情を抱く姿は私たちの姿でありますし、トマスに至っては同情や親しみさえ覚えるものであります。
そのような負の感情を抱き閉じこもり、また疑いの思いをぶつける弟子たちに対して、復活の主はその姿、御傷を示されるのです。そして「あなたがたに平和があるように」と人間の思いを遙かに超えた赦しと招きを与え、弟子たちを派遣されます。復活の主の赦しを与えられ、弟子たちはそこから歩み出します。新しい出会いが与えられ、痛みや悲しみ、恐れや絶望、疑いや迷いの心から、喜びと希望へと変えられていく……、それはまるで春が訪れ新しい生命が息吹き芽生えるかのようです。
「礼拝と音楽」より