週 句
人の子は、仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来た。
マタイによる福音書20:28
人の子は、仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来た。
マタイによる福音書20:28
説 教 「十字架の勝利」 :草苅隆幸
十字架の勝利
イザヤ63:1~9、コロ2:18~15、ヨハ12:20?36、詩22:23?32。
光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。
ヨハネによる福音書12:36
「今、わたしは心騒ぐ」。十字架の出来事を直前にしてイエスが語る言葉は、ゲッセマネの祈りを彷彿とさせるものです。“Now my soul is troubled "(NRSV)という英訳の方が、よりイエスの内なる混乱した状況を表しているかもしれません。受難が近づいていることをイエス自身が自覚してのこのような言葉に心を打たれます。一点の迷いも無しに十字架の道を歩まんとする姿というよりも、深い葛藤を抱きつつ歩むイエスの姿を私たちはどのようにイメージするのでしょうか。
「栄光を受ける」という言葉を聞くと、一般的な成功体験、名誉や利益を受ける姿を想像してしまいがちです。しかし主イエスが歩まれたのはそれとは正反対のものであり、およそもっとも困難で痛みに満ちた道のりを辿っていかれました。しかしこの主の受難の出来事において神は独り子を通してご自身の栄光を現されるのです。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(3・16)との言葉が真実のものであり、人々に対する神の愛がここにおいて示されることを私たちは知らされます。
語る言葉への無理解に基づく応答を受けつつも、イエスは人々に勧めます。「光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい」と。ヨハネ福音書の冒頭から印象的に用いられる闇と光の対比の中で語られる主イエスの言葉を聞き、私たちはこの主にいかに従っていくのでしょうか。 「礼拝と音楽」より
十字架の勝利
イザヤ63:1~9、コロ2:18~15、ヨハ12:20?36、詩22:23?32。
光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。
ヨハネによる福音書12:36
「今、わたしは心騒ぐ」。十字架の出来事を直前にしてイエスが語る言葉は、ゲッセマネの祈りを彷彿とさせるものです。“Now my soul is troubled "(NRSV)という英訳の方が、よりイエスの内なる混乱した状況を表しているかもしれません。受難が近づいていることをイエス自身が自覚してのこのような言葉に心を打たれます。一点の迷いも無しに十字架の道を歩まんとする姿というよりも、深い葛藤を抱きつつ歩むイエスの姿を私たちはどのようにイメージするのでしょうか。
「栄光を受ける」という言葉を聞くと、一般的な成功体験、名誉や利益を受ける姿を想像してしまいがちです。しかし主イエスが歩まれたのはそれとは正反対のものであり、およそもっとも困難で痛みに満ちた道のりを辿っていかれました。しかしこの主の受難の出来事において神は独り子を通してご自身の栄光を現されるのです。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(3・16)との言葉が真実のものであり、人々に対する神の愛がここにおいて示されることを私たちは知らされます。
語る言葉への無理解に基づく応答を受けつつも、イエスは人々に勧めます。「光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい」と。ヨハネ福音書の冒頭から印象的に用いられる闇と光の対比の中で語られる主イエスの言葉を聞き、私たちはこの主にいかに従っていくのでしょうか。 「礼拝と音楽」より