週 句
神をたたえよ。神は、わたしの祈りを退けることなく、慈しみを拒まれなかった。
詩編 66:20
神をたたえよ。神は、わたしの祈りを退けることなく、慈しみを拒まれなかった。
詩編 66:20
説 教 「ひと言おっしゃって」 :梅田 環
信仰に報いる主
ダニ6:10~23、Ⅱテサ3:1~5、ルカ7:1~10、詩34:2~11。
わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。……ひと言おっしゃってください。
ルカによる福音書 7:6、7
救いが、誰に対して、どのように、もたらされるのか、全く神の自由においてなされる、ということを、聖書は繰り返し語ります。なぜか。それは、人間が、救いを限定的に捕らえることが好きだからです。
カファルナウムでイエスに出会う百人隊長は、その社会通念の境目に立つ人のようです。彼は、聖書の伝えるところによれば、ユダヤ人の間に信じられている信仰を理解し、その礼拝場所である会堂を支えるための助力を惜しまない人で、長老たちがイエスに執り成しをするほどの関係です。けれども、彼自身は、自分の部下の癒しをイエスに依頼するにも、直接会いに来るのではなく、長老に執り成しを頼みます。また、イエスがそれを実行しようとすると、「ご足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません」と、友人に伝えさせています。ユダヤ人が信仰する者に、深く敬意を寄せていたがゆえに、百人隊長は、自分自身を神の恵みから遠ざけるべき者、救いに入れられない者として、受け入れてしまっていました。
威力がどのようなものかを職業的に経験してきた百人隊長は、確かにイエスにおいて働いている神の力を認識し、イエスを従うべき方として、見出しています。人が神に招かれるのはそのような信仰だけで十分である、と聖書は宣言し、百人隊長の部下は癒されます。
誰が神に近づくことができるのか、それを決めるのは神であって、人間が線を引いてはならないのです。自分をも、他人をも、救いから遠ざけてはなりません!
信仰に報いる主
ダニ6:10~23、Ⅱテサ3:1~5、ルカ7:1~10、詩34:2~11。
わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。……ひと言おっしゃってください。
ルカによる福音書 7:6、7
救いが、誰に対して、どのように、もたらされるのか、全く神の自由においてなされる、ということを、聖書は繰り返し語ります。なぜか。それは、人間が、救いを限定的に捕らえることが好きだからです。
カファルナウムでイエスに出会う百人隊長は、その社会通念の境目に立つ人のようです。彼は、聖書の伝えるところによれば、ユダヤ人の間に信じられている信仰を理解し、その礼拝場所である会堂を支えるための助力を惜しまない人で、長老たちがイエスに執り成しをするほどの関係です。けれども、彼自身は、自分の部下の癒しをイエスに依頼するにも、直接会いに来るのではなく、長老に執り成しを頼みます。また、イエスがそれを実行しようとすると、「ご足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません」と、友人に伝えさせています。ユダヤ人が信仰する者に、深く敬意を寄せていたがゆえに、百人隊長は、自分自身を神の恵みから遠ざけるべき者、救いに入れられない者として、受け入れてしまっていました。
威力がどのようなものかを職業的に経験してきた百人隊長は、確かにイエスにおいて働いている神の力を認識し、イエスを従うべき方として、見出しています。人が神に招かれるのはそのような信仰だけで十分である、と聖書は宣言し、百人隊長の部下は癒されます。
誰が神に近づくことができるのか、それを決めるのは神であって、人間が線を引いてはならないのです。自分をも、他人をも、救いから遠ざけてはなりません!