週 句
神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。
ペトロの手紙 一 5:5
神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。
ペトロの手紙 一 5:5
説 教 〈主にあって〉仕え合う :梅田 環
創24:62~67、コロ3:18~4:1、マタ12:43~50、詩128:1~6。
妻たちよ、主を信じる者にふさわしく、夫に仕えなさい。夫たちよ、妻を愛しなさい。つらく当ってはならない。子供たち、どんなことについても両親に従いなさい。それは主に喜ばれることです。父親たち…。奴隷たち…。主人たち…。
コロサイの信徒への手紙 3:18〜21
わたしたちは、最も近い者に対して配慮に欠ける所があり、その罪が生活の中で形になるのを、自分のことながら、戦慄するのです。「主にあって」ということを家族関係においても覚えるようにしたい。
当時、ローマ人は奴隷に対して冷酷で、人間として見なさなかったと言われますが、経済的な理由で奴隷とされた者を一人の人間として扱うことで、その風潮に否を述べたのです。
奴隷たちへの勧めでは、「肉による主人」と限定をつけ、本来の主人は神であることを伝えています。神に仕える者が地上の秩序の下にあるのであって、へつらおうとすることは、経済的な事情が内面にまで入り込み、自分の生き方までも変えてしまうことですから、「キリストに仕え」ていることを忘れないようにと勧めます。主人には、天におられる主人である神に仕えるよう命じ、奴隷を含む家族は主によってあるべき関係に置かれることを教えたのです。
そのような場は主の祝福を現します。イサクは妻リベカを愛することで慰めを得(創24:67)、人との関係において心が癒されていくことを物語っています。そのような関係は、「家族」、「主人と奴隷」というこの世の枠においてだけではありません。「御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」(マタ12:50)と言われた通り、信仰ゆえの交わりは、好ましい家族の関係に匹敵します。また、教会での交わりからも、家族関係のあり方を教えられます。
創24:62~67、コロ3:18~4:1、マタ12:43~50、詩128:1~6。
妻たちよ、主を信じる者にふさわしく、夫に仕えなさい。夫たちよ、妻を愛しなさい。つらく当ってはならない。子供たち、どんなことについても両親に従いなさい。それは主に喜ばれることです。父親たち…。奴隷たち…。主人たち…。
コロサイの信徒への手紙 3:18〜21
わたしたちは、最も近い者に対して配慮に欠ける所があり、その罪が生活の中で形になるのを、自分のことながら、戦慄するのです。「主にあって」ということを家族関係においても覚えるようにしたい。
当時、ローマ人は奴隷に対して冷酷で、人間として見なさなかったと言われますが、経済的な理由で奴隷とされた者を一人の人間として扱うことで、その風潮に否を述べたのです。
奴隷たちへの勧めでは、「肉による主人」と限定をつけ、本来の主人は神であることを伝えています。神に仕える者が地上の秩序の下にあるのであって、へつらおうとすることは、経済的な事情が内面にまで入り込み、自分の生き方までも変えてしまうことですから、「キリストに仕え」ていることを忘れないようにと勧めます。主人には、天におられる主人である神に仕えるよう命じ、奴隷を含む家族は主によってあるべき関係に置かれることを教えたのです。
そのような場は主の祝福を現します。イサクは妻リベカを愛することで慰めを得(創24:67)、人との関係において心が癒されていくことを物語っています。そのような関係は、「家族」、「主人と奴隷」というこの世の枠においてだけではありません。「御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」(マタ12:50)と言われた通り、信仰ゆえの交わりは、好ましい家族の関係に匹敵します。また、教会での交わりからも、家族関係のあり方を教えられます。